家づくりを始めるときに必ず役立つ!?注文住宅の豆知識を分かりやすくご紹介

注文住宅の家づくりには、工務店やハウスメーカーなどの建築会社の協力だけでなく、家づくり欠かせない土地探しに協力してくれる不動産会社も必須です。
不動産会社を利用して注文住宅の土地を探して貰うときには、予算を伝えることがポイントになりますが、土地に多くの費用をかけてしまうと注文住宅にかけることができる費用が減ってしまいます。
そのため、総予算に対して土地と注文住宅、そして諸費用など予算配分を考えることも重要です。
注文住宅を建てるときにはどのくらいの期間が必要?
注文住宅の家を建てるとき、どのくらいの期間が必要になるのかご存じでしょうか。
これは早い人でも半年から1年、長い人だと2年近くかかることもあるといわれています。
これだけ長期的に家づくり要する時間が必要になる理由の中には、注文住宅はこだわりのある家づくりを実現するやり方であり、そのこだわりの量および質などにより半年から2近くといった長期的な時間が必要になるわけです。
注文住宅を建てるときには、土地を持っていない人は土地探しから始めることになり、希望の場所が決まると今度は施工会社でもある工務店やハウスメーカーを比較しながら依頼先を決める流れになります。
施工会社が決まるといよいよ本格的な家の設計になってきますが、希望地がなかなか決まらないとか工務店にすべきかそれともハウスメーカーにすべきか依頼先を決めるのにも時間が必要不可欠です。
なお、家の構造や工法により完成までの期間は変わりますが、木造住宅の中でも一般的な在来工法で約2~3カ月が標準です。
デザインにこだわった注文住宅を建てるときに役立つ資料とは?
注文住宅の家を建築する場合、デザインにこだわった家にしたい人は設計事務所を利用すると良いといわれています。
設計事務所は住宅の設計をメインにしている会社で、そこにはインテリアデザイナーや一級建築士などのスタッフが在籍していて、機能性およびデザイン性に優れた注文住宅の家を建てることができます。
ただ、設計事務所は家の設計を行うのが主な仕事で、施工については別途探さなければならないこともあります。
設計事務所のホームページにアクセスをしたとき、過去の設計事例など間取りの参考になる情報を掲載している会社も少なくありません。
まったく同じような間取りにする必要はないけれども、このような事例は間取りを考えるときに必ず役立つ情報源になってきますし、住宅展示場に建設されているモデルハウスの見学もハウスメーカーを選ぶときだけでなくどのような家が自分たちに合っているのか、このような判断材料にすることもできます。
事例やモデルハウスはデザインにこだわった注文受託を建てるときに役立つ資料といっても過言ではありません。
家事や育児がしやすい注文住宅の動線
注文住宅の動線設計において、家事や育児をスムーズに行える環境を考えることが重要です。
まずキッチン・リビング・ダイニングのレイアウトは、一つの空間としてつながりを持たせることで、調理中でも家族とのコミュニケーションを促進します。
キッチン周辺には調理道具や食材を収納できるスペースを確保し、無駄な移動を減少させます。
洗濯室をリビングから近い場所に配置することで、日常的な洗濯作業が楽に行えます。
また、子供部屋や寝室は親の寝室から近い位置に計画し、夜間のお世話がしやすいように工夫します。
子供部屋には収納スペースを充実させることで、おもちゃや学用品の整理整頓がしやすくなります。
階段や廊下も含まれます。
安全性を重視して、階段は幅広く、手すりを設けることで子供や高齢者の移動も安心です。
廊下も広めにとり、家具の配置や通行の妨げとなるものを減らすことで、歩行がしやすくなります。
庭やベランダのアクセスも考慮します。
自然との触れ合いを大切にし、庭やベランダからの景色を楽しめるようにデザインします。
こうした設計により、家事や育児を円滑に行える注文住宅の動線が実現できます。
注文住宅の窓は空気の流れを意識して決めることが大切
注文住宅の間取りを作るときには、家族がスムーズに動き回ることができる生活動線と家事や育児が楽にできるようになる家事動線を考えることが重要です。
動きが悪いと家事をする人は余計な動きが発生するので日常的に行う料理や掃除、洗濯などの効率が悪くなりがちです。
また、注文住宅の間取りとともに考えておくべきことは窓の位置です。
窓は、設置することでコストアップに繋がるため、角部屋なら2か所、角部屋に挟まれた部屋は1か所を目安に設置するのが一般的です。
この時重要なことは、空気の流れがスムーズになるような配置にすることです。
窓を開けて換気するときなど、空気がスムーズに入り屋外に流れるようにすることは換気をより効率的にするためのポイントになってきます。
ちなみに、リビングダイニングにはキッチンも含める間取りにするのが一般的なやり方ですが、オープンキッチンは目の前の空間が広がる半面、調理中のニオイが室内に充満しやすくなるので大きな換気扇を設置するなどの工夫も大切です。